お庭に花を咲かせましょう!
こんにちは、エクステリアプランナー 鈴木です。
長雨が続き、工事が進まず、
工事中、着工待ちのお客様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
そんな中、合間を縫ってハナミズキの植込みに伺いました。
植込みの仕方でその後の活着や成長にも影響があります。
今回は高さ約2.5メートルのハナミズキ。
一人でも十分作業が出来るサイズなので、
DIYでハナミズキの植込みを考えてる方も 参考にしてください。
「ハナミズキ」 有名女性歌手の歌のタイトルにもなる落葉樹。
庭木としてロングセラー&ベストセラーの とても人気の高い樹種で、
1912年に東京市長の尾崎行雄氏が
ワシントンDCにサクラを贈った返礼として 贈られたのが始まりのアメリカ原産の木。
ご近所では川崎市多摩区、横浜市港北区、東京都港区などが、 各市町村の木としてますね。
幹がこれほど真直ぐ伸びたハナミズキも珍しい。
いい個体を仕入れることが出来ました。
花実もたくさんついてます!
来年は沢山花を楽しめそうですね。
花の色は白とピンクを含む赤系があり、
今回はピンクの花を咲かせる
「アップルブロッサム」という品種を用意しました。
さて、ハナミズキの植え方です。
根鉢(根の大きさ)より少し広めに穴を掘ります。
植木を仮に入れてみて、穴の深さや大きさを微調整。
問題なければ木の向きを調整します。
今回のハナミズキは裏表のない枝振りですが、
それでも、リビングからの見栄えを考慮して向きを決定。
土を埋戻していきます。
この時、後の水やりも考えて、
根本をクレーター状に戻すのがコツです。
次に支柱。
竹の支柱を用意して、
幹から斜めにグサッと差し込み。
麻紐がかかりやすくするために
ノコギリで支柱に切り込みを入れ。
幹あてテープを添えて、
麻紐で固定します。
麻紐は2年程度で自然に切れるので、
幹が成長しても食い込む心配がありません。
その頃には根もしっかり張っているので、
支柱の必要もなくなります。
大事な水やり。
植えてすぐの木は根鉢からしか水を取れないので、
植木の根本をクレーター状にして、
水が根鉢に行きやすくします。
水はたっぷりあげてください。
すると、埋戻した柔らかい土から空気が出て 土の空洞を埋めていきます。
さらに棒で突きながら土を締めていきます。
これが「水決め」と言われる方法です。
根の周りに空洞が残ると根が腐ってしまったり、
そもそも植えた木がしっかり植わらないので、
大切な作業です。
最後に少し土を埋戻して完了。
後は土の表面が乾かない程度に、
今の季節なら週に2~3度ほどの水やりをして下さい。
雨の日はもちろん不要ですが、
ハナミズキと言うくらい、
水の好きな樹種なので、
来年の春先から夏にかけて
しっかり水を切らさなければ、
上手く根が張って、管理も楽になると思います。
今回、ピンクのハナミズキを選んだ理由は、
お客様の好みと、
バックに選んだ白系のフェンスに
ピンクの花を映えさせるため。
樹種を選ぶときは、
花の色とバックを考慮して
選ぶといいですよ。