車庫からの車の出し入れ。
毎日の事なので、出来る限りストレスがないようにしたいですよね。
車庫と道路の段差は、バックでの車庫入れの際はもちろん
道路に出るときにもストレスになりますね。
段差解消のためのスロープやステップが市販されていますが、
ここでは、車庫と道路の段差となるL字型のコンクリートを
切り下げて段差を解消した施工事例をご紹介します。
道路と敷地車庫の間の段差。
L型側溝やL型コンクリートと呼ばれる10cmほどのコンクリートにより
段差が生じてしまいます。
この段差を解消するために上の写真のように、市販の簡易ステップや
スロープを使っているのをよく見かけますよね。
車庫と道路の段差を解消する工事は勝手に行うことはできません。
まずは市役所に上の写真のように工事内容を説明した書類を添えて
切り下げ工事の申請をします。
市役所からは約1週間で許可が下ります。
が、すぐに工事に取り掛かる事ができません。
なぜか、というと段差解消の切り下げ工事は道路で作業を行うため、
最寄りの警察署に道路使用許可申請をしなくてはいけないのです。
申請後2~3日で許可がおりますので、そこからやっと
車庫の段差解消の工事に着工可能となります。
ここからは車庫の段差解消工事の説明。
標準のL型コンクリートの段差は10cmです。
低いタイプの段差は5cm。
段差を解消したい部分のL型コンクリートを、標準の高さの
タイプから低い高さのタイプに入れ替えることで段差を解消します。
この5cmの差でずいぶんストレスも解消されますよ。
最初に行うのは、既存のL型コンクリートの撤去です。
設置のための下地モルタルも丁寧に除去。
せっかく側溝がオープンになったので、中の土や砂も
きれいに掃除しました。
これからが段差解消工事のメイン!
段差が低くなる5cmの高さのL型コンクリートを設置します。
側溝の縁に新たにモルタルを敷き設置していきます。
きれいに平らに設置できるように、水平器を当てて
調整しながら施工していきます。
このL型コンクリート、かなり重いです。
なので、設置作業では腰を痛めてしまわないように
職人さんも気を付けながらの作業です。
L型コンクリートを道路にしっかり固定するために、
ブローンアスファルトという硬質アスファルトを隙間に注入していきます。
このブローンアスファルト、舗装道路の目地やひび割れの補修に
よく使われているもので、高温で煮溶かして液状にして使用します。
温度が下がると硬化していくので、熱いうちにヤカンなどの
注ぎやすい容器に移し、やけどをしないよう気を付けながら
慎重に流し入れていきます。
ブローンアスファルトが冷めて、L型コンクリートがしっかり
固定されたら切り下げ工事は完了です。
しっかりと車庫と道路の段差が解消されました。
これで段差にストレスを感じずに車の出し入れをしていただけます。
このあと、工事の工程写真をすべて市役所に完成届として提出します。
なので、写真には施工の過程がわかるように作業の内容が書かれた
黒板が写っているんですよ。
そして、後日市役所の担当者の方にチェックをしてもらって
車庫と道路の段差解消の切り下げ工事がすべて完了です。
工事許可申請から完成届…実際の施工以外の手続きが大変そう…?
でも、ご安心ください♪
当社では完成届までのすべての手続きを行います。
道路と車庫の段差、市販のスロープやステップで簡易的に対応せずに
切り下げ工事をしてしっかり解消していきましょう。
車の出入りを楽にする車庫の段差解消切り下げ工事をご検討でしたらお気軽にご相談下さい。
ご相談は事前のお電話 042(745)8951 か、お問合せフォームからのご予約がスムーズです。
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